西尾維新『クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子 (講談社文庫)』を読んでみた。
以前に先走って『零崎人識の人間関係 匂宮出夢との関係 (講談社ノベルス)』を読んだとき、萩原子荻(はぎわらしおぎ)や西条玉藻(さいじょうたまも)の活躍が縷々と書かれていたので、今作でこの2人があっけなく殺されちゃってたのに驚き。 つーか、この巻は改めて内容を振り返ってみると単なる大量殺人小説じゃん(笑)
ところでこの巻には、『戯言遣い』の本名に迫るヒントが載ってました。 簡単に載せておくと
- ニックネームは《いーたん》、《いーくん》、《いの字》、《いー兄》、《いーの》、《いのすけ》、《戯言遣い》、《詐欺師》
- 名前をローマ字で表記した場合の、母音の数と子音の数はそれぞれ八、七
- 《あ》を《1》、《い》を《2》、《う》を《3》・・・そして《ん》を《46》として名前を数字に置き換えたとき、その総和は134
です。
妹の名前が井伊遥奈なので、姓は「井伊」なのかな? だとすると名前は母音、子音がそれぞれ六、七となって子音の方が多くなるので「ん(n)」「し(shi)」「つ(tsu)」が入りそう。 「っ」もローマ字表記なら子音を重ねるので有り得るかな。 濁点、半濁点が入る文字は、文字を数字に置き換えるときに定義されていないので入ってないかと(濁点、半濁点を省いて考えるという可能性もあるけど)。 「ん」が《46》番目なので、「ゐ」や「ゑ」は入らないとしていいと思います。
ちなみに
名前 | 母音 | 子音 | 総和 |
---|---|---|---|
されことつかい | 7 | 7 | 109 |
せろさきひとしき | 8 | 8 | 141 |
せろさきいとしき | 8 | 7 | 116 |
にしおいしん | 5 | 6 | 99 |
あららきこよみ | 7 | 6 | 166 |
おしのめめ | 5 | 5 | 110 |
やすりしちか | 6 | 7 | 124 |
しきさききき | 6 | 7 | 51 |
くまかわみそき | 7 | 6 | 143 |
などなど。 さすがに名前の使い回しはしてなさそう(笑) はたして本名は?
- 作者: 西尾維新
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/08/12
- メディア: 文庫
- 購入: 5人 クリック: 70回
- この商品を含むブログ (77件) を見る
- 作者: 西尾維新,take
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/08/06
- メディア: 新書
- 購入: 1人 クリック: 87回
- この商品を含むブログ (286件) を見る
目次
第一幕 狂言解糸
第二幕 子荻の鉄柵
第三幕 首吊高校
第四幕 闇突
第五幕 裏切再繰
第六幕 極限死
第七幕 赤き征裁
幕 後 鈴蘭の誉れ