倭マン's BLOG

くだらない日々の日記書いてます。 たまにプログラミング関連の記事書いてます。 書いてます。

信じる者は巣喰われる

西尾維新零崎人識の人間関係 無桐伊織との関係 (講談社ノベルス)』を読んでみた。

最後の零崎っぽい無桐伊織(むとういおり)との関係。 でも、そんなに無桐伊織に焦点が当てられてるって感じじゃなかったね。

焦点はどちらかというと「人類最強と生涯無敗の戦い」。 果たしてどのような決着になることやら・・・と思ったら人類最終が参戦して、もうメチャクチャ。

この巻は、人間シリーズで唯一、戯言シリーズの後のエピソード(細かく言えば、『戯言遣いとの関係』は一応人間シリーズの何年後かって設定ですけど)。 まぁ、なんかみんな相変わらず元気にやってるねぇって感じ。

石凪萌太君も回想場面で出てきます。 

『一歩間違えば、自分もまたこの犯人のようになっていたかもしれない』―とかなんとかそんな風に、ある種加害者に同情的になる風潮が、昔から世間において強いことに対し、否定的な人間なのですよ

と言ってますが、これは結構共感。 でも、それに続いて

ベクトルは逆でも、それは成功者に対して『自分も頑張っていればあんな風になれたかもしれない』と思うのと同じようなものでしてね―犯罪者は犯罪者で、特別で特殊なんですよ

と言っているのにはイマイチ納得できん。 やっぱ、「暗殺者」の考えることはよう分からん。

零崎人識の人間関係 無桐伊織との関係 (講談社ノベルス)

零崎人識の人間関係 無桐伊織との関係 (講談社ノベルス)

「まえおき」
第一章 「希望の対義語は、死亡
第二章 「責める気はないけれど、守る気もない
第三章 「ならないよりはなったほうがいいけれど、なれないのならならないほうがいい
第四章 「保身上の都合で辞めさせてもらう
第五章 「転落するのは簡単だが、しかし必要以上に不幸になるのはこれで意外と難しい
第六章 「人に夢と書いて、読めない
第七章 「残念ながらくお待たせしました
第八章 「信じる者は巣喰われる
「おしまい」