西尾維新『ネコソギラジカル(中) 赤き征裁vs.橙なる種 (講談社文庫)』を読んでみた。
ネコソギラジカルの上・中・下が「序破急」なら、まさに「破」というべき巻。 「橙なる種(だいだいなるしゅ)」の圧倒的強さは、辿り着くところまで辿り着いた「人類最終」。 また、「戯言遣い」の攻勢や、そんな中で石丸小唄からもたらされた零崎一賊の全滅。 さらには「人類最悪」の予想外の決断など。 意外な展開にいろいろな意味で裏切られましたねぇ。
さて、「人間失格」の殺人鬼、零崎人識君は全滅逃れて再登場。 でも、雑魚キャラっぽい澪標姉妹(みおつくししまい)にやたらと手こずってた感じが否めない。 匂宮出夢(におうのみやいずむ)は楽勝っぽかったのに。
まぁ、この巻のこんな展開を受けて、ラストはどんなディングエピローグが舞っているのやら。 ワクワク。

ネコソギラジカル(中) 赤き征裁vs.橙なる種 (講談社文庫)
- 作者: 西尾維新
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/04/15
- メディア: 文庫
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ネコソギラジカル (中) 赤き征裁VS.橙なる種 (講談社ノベルス)
- 作者: 西尾維新,take
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/06/07
- メディア: 新書
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目次
第十幕 橙なる種 祭りの時間だ。
第十一幕 休養期間 痛いは痛い。 痛いは痛い。
第十二幕 保険と防御 先生、気分が悪いんですけれど。
第十三幕 否定の裏切り 見えないものは、そこにはない。
第十四幕 無銘 やって後悔するのとやらずに後悔するのならやって後悔する方を選ぶ―ではやって後悔しないのとやらずに後悔しないのとでは、どちらを選ぶ?
第十五幕 無防備な結末 材料の足りない判断は飛躍する。 さながら、爆発物のように。
第十六幕 前夜 無秩序な順序。 右から左に並んでいる。