今回は関数描画アプリケーションのモデルを作成します(一覧)。
モデルの分析
関数描画アプリケーションのモデルがもつ情報(プロパティ)は下表の通り:
プロパティ名 | 型 | 説明 |
---|---|---|
function | String | 関数(式)を表す文字列 |
from | double | x 座標の最小値(描画の左端) |
to | double | x 座標の最大値(描画の右端) |
min | double | y 座標の最小値(描画の下端) |
max | double | y 座業の最大値(描画の上端) |
これらは全て view にバインド(view から値を変更できるようにする)します。
FunctionPlotterModel.groovy
次は実装。 ソースファイルは
- FunctionPlotter/griffon-app/models/functionplotter/FunctionPlotterModel.groovy
です。
package functionplotter class FunctionPlotterModel { @Bindable String function @Bindable double from @Bindable double to @Bindable double min @Bindable double max }
- Groovy は自己記述的な言語なので、上記の分析自体を Groovy コードでやった方がいいですね。
- Griffon 0.9.1 あたりから Model クラス内では @Bindable アノテーションは自動インポートされるようです。 したがって「import groovy.beans.Bindable」は不要。 別に書いても構いませんが。
追記
Griffon 0.9.1 から自動インポートされるクラスは
- groovy.beans -> @Bindable, @Vetoable
- griffon.beans -> @Listener
- java.beans -> useful for all PropertyChange* classes
だそうです(こちらを参照)。
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