BASTARD!! 完全版 9 - 倭マン's BLOG

萩原一至『BASTARD!!―暗黒の破壊神完全版 (Vol.9)』が発売になってました。　内表紙（というのか？）のサタン、格好いいというか、迫力あるというか、気持ちわりぃというか・・・

この巻では主人公（だよね？）のダーク・シュナイダーはほとんど出番なし。　天使降臨の荘厳さや、侍・魔戦将軍の秘奥義が炸裂しているところなんかもいいですが、なんと言ってもルーシェ・レンレンがメインでしょう。

振るう心霊力も桁違いながら、神に背いたとされる一方「神の愛は無限だ」と言ったり、人の心が悪に染まりやすいことを肯定しつつも善の部分を信じたり、そうはいっても人間に心を闇に沈めないように掲示をしたりと、この物語の核心と言える部分が詰まってます。

個人的には、ルーシェ・レンレンがさり際に言った、「ダーク・シュナイダーが愛してるものはルーシェ・レンレンも愛してる」ってのがグッときました。　（おそらく）第一話でダーク・シュナイダーがヨーコさんに言った「ルーシェ・レンレンが愛してるものはダーク・シュナイダーも愛してる」ってのが長い（10〜20年くらい？）伏線になってるんだよね〜。

さて、ウルトラジャンプで連載が再開したので、完全版の出版が止まりそうだけど、まぁ本編に期待ってことで。　芸術の域に達している作画も好きだけど、ある程度の進行の速さはお願いしたいところ（笑）