昔はこういった(数)学者に重点を置いたストーリーには全然興味を感じませんでしたが、最近はこういった話がナカナカ面白いなぁと感じるようになってきました。 まぁ、書き方が上手いというのもあるかも知れませんが。
当然と言えば当然ですが、登場する人物が天才ばかりで、自分の凡人さが実感できます(笑) とはいっても、何かを発見したときの当事者の興奮(の欠片)を読んで、弾む心が自分の中にもあるのも確か。
数式は苦手という人も、これから群論やろうって人も読んでみてはいかがでしょう?
ちなみに、付録に年表などがあればよかったなぁとチョット思う。
- 作者: マークロナン,Mark Ronan,宮本雅彦,宮本恭子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2008/03/19
- メディア: 単行本
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P.S. この本の訳をされた方の一人は、「数学セミナー」だったか「数理科学」だったかで、群論の「お話」的入門書を書かれてらっしゃる方のようですね。 数年前に買って本棚にあった本を見て気付いた。
「有限群」村の冒険―あなたは数学の妖精を見たことがありますか?
- 作者: 宮本雅彦,大石容子
- 出版社/メーカー: 日本評論社
- 発売日: 2006/07
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P.P.S. 例外群の個数26個とモンスターの住む26次元って偶然の一致?