倭マン's BLOG

くだらない日々の日記書いてます。 たまにプログラミング関連の記事書いてます。 書いてます。

ギジカガクにゅうもん・追記

「科学か科学でないか」ということを「言っていることが間違いだと示す方法があるかどうか」で判断すれば良いのでは?と最近思うようになっていたのだけど、実際そういうことを唱えている人が本書で紹介されていた。

カール・ポパーの「科学は反証可能であるべし」というのがそれ。 「反証可能」とは「こうやれば仮説や法則が成立していないと証明できる」ということ。 間違っていることが証明できるってのも奇妙な感じがするけど、(自然)科学では「実験結果と食い違っている理論(仮説や法則)は捨てなければならない」というのは至極当然のこと。

一方、TV でやっている「UFO 談義」や「スピリチュアルカウンセリング」といったもの(具体的な項目でいえば、宇宙人*1や死後の世界、前世・来世など)について語っている人は、どういう状況になればそれが間違っていると認めるのか?ということが分からない。 「私のいっていることは正しいので、間違っている状況なんてない」と言うのがオチだろうけど、間違っているとはどういうことか?が分からなければ、間違っていないということも分からない・・・結局のところ、正しいことも分からないということになる。

これは結構、疑似科学を見分ける良い方法な気がする。

疑似科学入門 (岩波新書)

疑似科学入門 (岩波新書)

*1:拙者は、宇宙人はいると思うが、UFO に乗って地球に来ているとは思えない。 今のところ。