倭マン's BLOG

くだらない日々の日記書いてます。 たまにプログラミング関連の記事書いてます。 書いてます。

とがめはそもそも、幸せなんて求めちゃいないよ

西尾維新著『刀語 第十話 誠刀・銓 (講談社BOX)』読了。

今回の蒐集対象は「誠刀・銓(せいとう・はかり)」。 人を斬る刀ではなく己を斬る刀―己を試す刀。 己を知る刀。 要は、己自身を測る刀、だそうで。 形は刃がなく、柄と鍔のみ。 『幽☆遊☆白書』で桑原和真が美しい魔闘家鈴木(強い妖戦士田中?)から貰った「試しの剣」みたい。 ネーミング的にも通じるところが。 対戦相手は彼我木輪廻。 仙人だってさ。

一章の回想で汽口慚愧が素手で七花を圧倒した戦い方、北神が幽助に対してやった闘いに似てる。 西尾維新、幽白の読者だなッ!

後半では、「なぜ飛騨鷹比等が先の大乱を起こしたのか?」とか「四季崎記紀と虚刀流」なんかの核心的話も出て来てて、いよいよ大詰めだなって感じ。 四季崎記紀の完了形変体刀『虚刀・鑢(きょとう・やすり)』、一巻にチラッと話が出て来てて、錆白兵の残した言葉にもそれっぽいことがありましたが、ここで謎は全て解けた?

第十話 誠刀・銓(セイトウ・ハカリ) 目次

  • 序章
  • 一章―汽口慚愧(回想)(きぐちざんき(かいそう))
  • 二章―百刑場(ひゃっけいじょう)
  • 三章―真庭人鳥(まにわぺんぎん)
  • 四章―彼我木輪廻(ひがきりんね)
  • 五章―誠刀防衛(せいとうぼうえい)
  • 六章―飛騨鷹比等(ひだたかひと)
  • 終章

刀語 第十話 誠刀・銓 (講談社BOX)

刀語 第十話 誠刀・銓 (講談社BOX)