野矢茂樹著『哲学の謎 (講談社現代新書)』読了。
何か、結構奥深い内容でもありつつ、「何をぐだぐだ言ってんじゃい!」ってな気分にもなる内容(笑) 全体的に『認識論』っぽい哲学が主体。
各章の最初に提起される問題は(この本に興味を持つような人なら)結構多くの人が以前に考えたことのあるようなものではないでしょうか? そして誰しも答えが出ないまま棚上げしてしまっているような問題。 この本では、多かれ少なかれそれについて踏み込んで考えています。 著者のオリジナルな思考もあれば、哲学の分野で既に確立したような思考もあるようですが。
文章が対話的に書かれていて、かつ難解な言葉もあまり出てこないので、気軽に読み進めていける本でした。 思考にはまると抜け出られないかも知れませんが。
- 作者: 野矢茂樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1996/01/19
- メディア: 新書
- 購入: 21人 クリック: 195回
- この商品を含むブログ (108件) を見る