仲正昌樹著『今こそアーレントを読み直す (講談社現代新書)』読了。
『今こそ・・・』とあるだけあって、今の政治、社会状勢についての提言のような内容。 アーレント自身の主張がそうだったのか、著者がアーレントの主張からそういったものをピックアップしたのかまでは判断が付きませんが。 まぁ、誰が言った主張かってより、その主張の内容がどうかってことの方が大事なので、その辺はあまり気にする必要もないかも知れませんが。
哲学っぽいことには結構興味はあっても、マルクス辺りからの社会哲学・政治哲学っぽいものは今までチョット敬遠してましたが、この著書を読んで、カント辺りからの政治哲学ってのにも少々興味が湧いてきた。
あと、全然関係ないけど、アーレントの主張していた(と思われる)「政治」というのが、「裁判員制度」にも通ずるところがある気が。
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