『とある魔術の禁書目録(インデックス)〈12〉 (電撃文庫)』読了。 というか、話が途中で終わっとるがな！
ローマ正教の（おそらく）トップ、『神の右席*1』（の1人）が出てきて、アレイスターが動き出しそうで、『一方通行*2』死にそうで。 次巻に超御期待！
御坂妹、なんか個性が出てきて、オリジナルや打ち止め*3との絡みがほのぼの。
「一方通行」と木原数多
この巻で引っかかるのは、やはり木原数多（きはらあまた）が「一方通行」を圧倒した体術でしょう。 そんなことが可能なのか？と疑問。
「一方通行」が「反射」をオンにしているとき、「一方通行」に拳を触れた状態からおもいっきり腕を引くと、確かに「一方通行」の方へダメージが行きそうな気もする。 でも、「一方通行」と逆向きに拳を動かしたら、その時点で「一方通行」と触れていないので、「反射」が適応されない気も。 まぁ、例えこの攻撃が可能だとしても、普通に殴る動作をする中でこの効果を得るのは、確かに一朝一夕では無理だろうね。
とりあえず言えるのは、この方法で鉄パイプを使う意味はあまりない。 鉄パイプで殴るときには、あたる瞬間にその鉄パイプを逆方向に方向転換しなければならないけど、（普通は殴ると威力が大きくなる）重いものは、方向を変えるのに大きな力が必要になる。 これじゃ、手首を痛めるのがオチ。 しかも、成功しても素手と効果はそんなに変わらない。 （素手で殴ることで）拳が傷むのを避けるってくらいの意味はあるけど。
おそらく多くの人が「一方通行」に言いたいのは、「とりあえず反射解こうよ」ってことかと。 相手に攻撃が反射されないなら、反射を解いたらその攻撃でダメージを受けることは一切ないと保証されているんだから。
そんなことはおそらく木原数多も対策を立てていて、「普通の攻撃」と「反射での攻撃」を織り交ぜてくるハズ。 そういう場合は、「どんな攻撃も90°方向を変えるベクトル変換」を行えば解決！ 「普通の攻撃」も「反射でする攻撃」も無効化されてしまうのです！ しかも、90°方向への攻撃も「一方通行」が攻撃を受ける率が少なくなる（説明割愛）という優れもの！
まぁ、この辺りの話は、「一方通行」がやられてこそのストーリーなので、ちょっと強引にでも「一方通行」に地べたに這い蹲って貰うしかないんでしょう（笑）
「幻想殺し」と「打ち止め」
「幻想殺し*4」が「打ち止め」に右手で触れると、御坂ネットワークが停止して（もしくは接続不可になって）「一方通行」が御坂ネットワークによる代理演算を行えなくなるのでは？ なんないかも知れないけど。
最近読んだ『奇跡の脳』の内容を踏まえて思うこと。 脳に損傷を負った場合、脳の処理を代理して貰ってると、いつまで経っても脳が機能を取り戻せないかと。 脳の損傷した部分の機能を他の部分が補えるようにしないといけないけど、そのためにはやはり自分の脳を働かせないといけない。 学園都市は20〜30年位科学技術が進んでるそうなので、脳細胞を再生するなり移植するなりといった方法が採れるって可能性もあるけどね。
- 作者: 鎌池和馬,灰村キヨタカ
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2007/01/06
- メディア: 文庫
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目次（括弧内は拙者による直訳）
- 序章 『白井黒子と枕とベッド』 Suffering_of_a_Negligee. （ネグリジェの苦悩）
- 第一章 『午前中授業のひだまり』 Winter_Clothes. （冬服）
- 第二章 『罰ゲームはどんな味？』 Pair_Contract. （ペア契約）
- 第三章 『ミサカとミサカの妹と』 Sister_and_Sisters. （姉と妹達）
- 第四章 『緩やかに交差する二組』 Boy_Meets_Girl(×2). （少年が少女に出会った(×2)）
- 第五章 『曖昧に過ぎていく日没』 Hard_Way,Hard_Luck. （困難な道、不運）
裏表紙は『ラヴリーミトンのゲコ太ストラップ』。
