倭マン's BLOG

くだらない日々の日記書いてます。 たまにプログラミング関連の記事書いてます。 書いてます。

橋下徹弁護士、知事選出馬表明

昨日、橋下弁護士が大阪知事選出馬表明をなさいました。 2時間近く熱弁をお振るいになられたそうで。

子供が笑う」と「職員が汗をかく」ってのを軸に政策を立てていくとのこと。 「出産、子育て」に関連することや「公立中学の給食実施率」などは必要でもあるし橋下色も出ててよいですね。

ただ、「そこまで言って委員会」での発言にもあった「国数英社理の勉強なんていくらでも巻き返しができる」って話に関してはチョット抵抗が。 拙者は「そこまで」で三宅久之氏が発言していたように*1、中学の内容くらいまでは詰め込んだ方がいいと思ってる人間デス。

橋下氏は経済学部から独学で超難関時の司法試験に合格しているとのことなので、客観的に見れば明らかにこの人の「巻き返し力」というか「独学力」が特別なのです。 「必要に感じれば誰にでもこれらの巻き返しが出来る」というのは、ちょっと現実味に欠けている感があります。 それに、脳の能力・容量的には後からでもそれらの知識を獲得することが可能かもしれませんが、よほどの能力がない限り、そのプロセスには結構お金がかかるのが普通です、書籍等の教材やら英会話学校の授業のようなものを受けたりと。 結果として、「家庭が裕福でないと東大にいけない」というような「格差の固定」が起こるんではないでしょうか?*2

多くの人にとって「お金の計算」以上の数学(算数)は必要ない様に思えます。 しかし、拙者は「科学者・技術者の発掘」のためにそれらを教えるべきだと思います。 使い古された感のあるスローガン『日本は科学技術立国として発展していく』ってのを掲げるならこの発掘は重要なことで、「一生使わないかもしれない数学を教えられているその他大勢」を大量生産したとしてもやる必要のあることだと思います。 「その他大勢」の人には傍迷惑なことに感じるかと思いますが、結果的にはそれが国益にもなり、日本国民全体の生活水準の向上にも繋がっていくと信じます。

*1:勝谷誠彦氏や田嶋陽子氏も仰ってたと思いますが。

*2:これを書いていて、拙者はかなり学力至上主義者なのかな?と自分で思ってしまったりもしますが。