今日、マガジンGREATで連載されている加藤元浩『Q.E.D.』第27巻が発売。 本誌で読んでないので、今日は数ヶ月に一度のお楽しみ!
拙者はそんなにマンガ通ってワケじゃないけど、本格的に数学を題材にした作品ってあんまり見たことがない。 スキューズ数 *1ってのは、言葉自体この作品で初めて知った。 デデキントの切断*2もイメージしやすい説明だったし。
今回の話は、これまた特に考えさせられるモノ!
鏡像
『鏡は「左右」を逆に映している』というのは間違いだそうで。 眼に入った光の情報はそのまま脳で認識されるのではなくて、脳内でかなりの処理をしてから頭の中で像として認識されるってのは、最近の脳科学でだいぶわかってきているようだけど*3、上下を固定するってのもその1つってことなのかなぁ?
人間の眼が水平に付いているってのと関係ありそうな気もするけど、拙者は水溜まりに映った自分は上下逆と認識されていると思うので、やっぱり脳が状況に合わせた認識をしてるんだろうね。 水平方向を見てるときは上下逆の像は不自然だけど、上下方向を見ているときは上下逆の方が自然だと思うようになってるってことだと思う。 まぁ、結局は本書に書かれてるのが結論だけど。
立証責任
これを読むと、裁判員になるのがスッゲー不安になる。 こういったことが出来る必要はないってことは分かってるだけど・・・ つーか、こういう裁判員がいたら裁判官も大変かも。
ちなみに、一時話題になった『司法のしゃべりすぎ (新潮新書)』は裁判を数学の証明っぽく捉えた本。 著者は元々理系の人間だそうで。 橋下弁護士がいろいろ批判していたけど。
ところで、今更ながら。 第8巻フォーリング・ダウンのトリックって、あの犯人が仕掛けることは不可能なのでは?