倭マン's BLOG

くだらない日々の日記書いてます。 たまにプログラミング関連の記事書いてます。 書いてます。

XPath 1.0 のコア関数 (3) : 数値関数 (Number Functions)

XPath 1.0 のコア関数(記事一覧)。 今回は数値関数。 XPath 1.0 仕様書「4.4 Number Functions」参照。

関数のシグニチャ

関数名 シグニチャ 返り値の型 説明
number() number(object?) number XPath 1.0 でのデータ型のキャスト」参照
sum() sum(node-set) number 引数のノードセットの各ノードを数値に変換して、それらの和を返す。
floor() floor(number) number 引数の数字を越えない最大の整数を返す。
ceiling() ceiling(number) number 引数の数字より大きい最小の整数を返す。
round() round(number) number 引数の数字に最も近い整数を返す。

number() 関数


以前の記事を参照。
シグニチャ

number(object?) : number

sum() 関数


引数のノードセットの各ノードを number() 関数によって数値に変換して、それらの和を返す。
シグニチャ

sum(node-set) : number

floor() 関数


引数の数字を越えない最大の整数を返す。
シグニチャ

floor(number) : number

サンプルの XPath

floor(1.3)

サンプルの評価結果

1 (数値)

ceiling() 関数


引数の数字より大きい最小の整数を返す。
シグニチャ

ceiling(number) : number

サンプルの XPath

ceiling(1.3)

サンプルの評価結果

2 (数値)

round() 関数


引数の数字に最も近い整数を返す。 もう少し正確には

  • 引数の数字に最も近い整数が1つなら、それが返される。

  • 引数の数字に最も近い整数は2つなら、大きい方が返される。

  • 引数が NaN なら、NaN が返される。

  • 引数が +∞ なら、+∞ が返される。

  • 引数が -∞ なら、-∞ が返される。

  • 引数が +0 なら、+0 が返される。

  • 引数が -0 なら、-0 が返される。

  • 引数が -0.5以上0未満 なら、-0 が返される。


シグニチャ

round(number) : number

サンプルの XPath

round(1.3)
round(1.7)
round(1.5)

サンプルの評価結果

1 (数値)
2 (数値)
2 (数値)

入門XML

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