今回から何回かにわたって、Griffon アプリケーションをパッケージングする方法を見ていきます(一覧)。
参考 URL
- Griffon Guide「11. Packaging and Deployment」
package コマンド
Griffon アプリケーションをパッケージングするためには package コマンドを使用します。 package コマンドの実行の際には「環境」と「モード」を指定することができます:
griffon [環境] package [モード]
それぞれの意味と省略したときの値は以下参照。
環境
「環境 (environment)」とは、ビルドの設定一式ってところでしょうか*1。 Griffon では、主に Jar ファイルの署名に関する設定の使い分けに用いられてるようです。 詳細は後日に。
デフォルトでは、以下の3つの環境
- development (dev) : 開発
- test (test) : テスト
- production (prod) : 製品
が定義されており、それぞれ
griffon dev package
griffon test package
griffon prod package
のように実行します。 環境を省略した場合は production を指定したものと見なされます。
モード
「モード」とは、作成するアーカイブ等のタイプです。 モードには以下の4つがあります:
- zip
- jar (実行可能 Jar)
- webstart (Java Web Start)
- applet (アプレット)
たとえば zip と jar を作成したい場合は
griffon package zip jar
のようにします。 モードを省略した場合は、4つのモード全てが指定されたものと見なされます。 こちらも詳細は後日に。
パラメータを省略した場合
環境とモードを省略した場合、つまり
griffon package
を実行した場合は
griffon prod package zip jar webstart applet
と同じと見なされます。
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- 出版社/メーカー: Manning Pubns Co
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*1:Maven2 の profile ってこれと同じようなものだよね・・・たしか。 「Introduction to Build Profiles」参照。