今回から javax.xml.stream パッケージとそのサブパッケージに含まれるクラス群「StAX」*1を見ていきましょう(一覧)。 これは前回までに見てきた SAX や DOM のように XML 文書を解析するための API です(簡単な説明はこちら)。
SAX や DOM との違いの1つは、これらが Java とは関係なく標準化された API であるのに対し、StAX は Java に特化した API であることです。 したがって、Java を扱えるプログラマにとっては SAX や DOM に比べて閾が低いかと思います。 具体的な API などは次回以降に。
StAX は Java SE 6 から標準 API に追加されたので、Java SE 5 以前で StAX を用いるには別途ライブラリを必要とします。 Maven2 プロジェクトで StAX を使えるようにする方法を紹介しておきます。 これには、POM ファイルに以下のような依存性を加えるだけです:
<project> ... <dependencies> <dependency> <groupId>stax</groupId> <artifactId>stax</artifactId> <version>1.2.0</version> </dependency> ... </dependencies> </project>