今回は前回に引き続き、本人喚問第二弾。 『当事者がそこまで言って委員会 緊急!本人喚問 第2弾 海保 海自 原発 「島国・日本」を考える スペシャル』
田嶋氏、そこまで言って委員会のオンエアー編集について「この番組は変な切り方しない」と、意外にも(?)評価のコメント。 でも「言う前に切られる」という不平も。 確かにそういう場面はよくある(笑) 言ってみれば出演者が編集者・・・みたいな。 聞くに堪えない主張もあれば最後まで聞きたいという主張もありで、言う前に切られてるのがいいのか悪いのか。
アイドル席は、震災のため AC の CM に出倒してた仁科仁美さん。 CM のリピート再生が鬱陶しかったせいか、「消えてくれ」なんて言われたこともあるそうで。 うーむ、例え本人消えても CM 流れるだろ・・・*1
◇ゲスト
今回のゲストはレアですね。
“ビデオ流出”一色正春氏を喚問!! 尖閣沖衝突事件どう思いますか?
パネラー | 答え |
---|---|
桂ざこば | よく出してくれた |
三宅久之 | 流出事件がなかったら真相は闇だった |
鴻池祥肇 | 一色さんよくやった! |
井上和彦 | 一色さんあんたはエライ! |
仁科仁美 | すごく勇気がいる行動だったと思います |
田嶋陽子 | 大騒ぎすることではなかったから |
勝谷誠彦 | すべては前触れだった |
宮崎哲弥 | 中国との密約があったのか未だにはっきりしない |
尖閣の漁船衝突ビデオを流出させた、元海上保安官一色正春氏登場。 どこかの局(TBS だっけ?)でインタビューされてるのはチラッと観ましたが、今回はガッツリ出てました。
ところで、どうでもいいことだけど、最近“保安”と聞くとイマイチいいイメージが持てなくなってしまった・・・ 刷り込みって怖い(笑)
震災報道の中でもそれなりに報道されてましたが、那覇の検察審査会が中国人船長の不起訴は不当との議決。 中国人船長には領海を侵犯している認識があった、犯意があったとのこと。 この船長が起訴されたからって一色氏の処分が変わるわけでもないでしょうけど、納得いかんのじゃないかねぇ。
勝谷氏、一色氏に「財団や企業がお金を出して自警団とか私設海軍作ったら?」との提案。 確かにそういうのがあっても良さそうではある。
一色正春氏に聞きたいことは?
パネラー | 答え |
---|---|
桂ざこば | 映像はどこで手に入れたのですか? |
三宅久之 | “保安官の死亡”や“棒で突かれた”というのは事実か |
鴻池祥肇 | 今何をしているのですか? |
井上和彦 | “sengoku38”の意味 |
仁科仁美 | 動画をアップした時の気持ちは? |
田嶋陽子 | なぜ海上保安庁は日本領海内での中国漁船の漁を止めないのか |
勝谷誠彦 | 圧力はありましたか? |
宮崎哲弥 | ひょっとしてこの番組のファンでした? |
“sengoku38” の意味は結局分からないまま。 個人的にはそんなに深い意味は無いんじゃないかと思ってますが。 こういうのってインスピ大事(笑)
そういえば、石原氏が国会でも取り上げてた「海に落ちた海上保安官が銛で突かれた」みたいな話の真偽は結局どうなったんでしょうかね? 別に一色氏が衝突現場にいたワケじゃないので、彼に聞いてもしょうがないのかもしれないけど。
後瀉桂太郎氏を喚問!! 「あたご衝突事故」あなたはどう思う?
パネラー | 答え |
---|---|
桂ざこば | 判決通りではないでしょうが |
三宅久之 | よかった |
鴻池祥肇 | まぁそうでしょうね |
井上和彦 | 双方が“戦後日本”の犠牲者である |
仁科仁美 | 亡くなった方のことを思うと胸が痛い |
田嶋陽子 | 検察のいい加減さが印象強い |
勝谷誠彦 | 天網恢恢疎而不失 |
宮崎哲弥 | 清徳丸の航跡 |
後瀉氏、勝谷氏の同門、灘出身。 ものすごく真面目そうな方ですねぇ。
2009年1月海難審判所の裁決では 事故の主因は「あたご側の監視不十分」
- 航跡図が供述調書の2か月前に作られていた・・・検察が供述を誘導!?
- 供述調書の検察のでっち上げ!?
あたご側の連携の不徹底も「事実」と認定
- 「不十分な見張り」
- 「誤った申し送り」
防衛庁は、裁判で負けたときの賠償は別腹で防衛費から出ないため、自衛官の名誉などは考えず、さっさと裁判に負けて賠償してしまおうって考えだけで動いてるとか。 こういうのって今回の件だけじゃないのは当然だろうけど、今までにどれくらいあったんでしょうね。
この話に関してはそうなるだろうと思ってましたが、辛坊副委員長が MC の分を乗り越えて熱弁(笑) まぁ、パネラーやゲストと対決!とかってワケじゃないので暴走とまではいきませんでしたが。 事故発生の翌日、「漁船の方が悪い」と言ったらクレームがわんさか来て、プロデューサーと大喧嘩したなんてこともあったとか*2。
海上自衛隊と海上保安庁、接する機会があんまりないどうだけど、いろいろと勿体ないねぇ。
後瀉桂太郎氏に聞きたいことは?
パネラー | 答え |
---|---|
桂ざこば | 夜の海上はどうなっているのか・・・ |
三宅久之 | 今まで東京湾内などで小舟の接触事故などはなかったのか? |
鴻池祥肇 | 日本国を守る気持ちは萎えてませんか? |
井上和彦 | 軍事法廷の必要性 |
仁科仁美 | 今改めて に伝えたいこと |
田嶋陽子 | それでもこれから気を付けようと思っていることは? |
勝谷誠彦 | 灘 |
宮崎哲弥 | 衝突の原因 |
原発推進派から批判派へ!? 武田先生に言いたいこと聞きたいことは?
パネラー | 答え |
---|---|
桂ざこば | “安全な原発”は今後作れない? |
三宅久之 | エネルギー行政これからどうしたらよいか |
鴻池祥肇 | ほんまどないなってんねん |
井上和彦 | 原子力の全面否定は安全保障への懸念 |
仁科仁美 | 放射線量のきちんとした情報 |
田嶋陽子 | 日本の原発学者って優秀なの? |
勝谷誠彦 | 環境ゴロ |
宮崎哲弥 | 脱原発後のエネルギー政策は? |
メルトダウンをメディアは恐ろしい事のように言いますが
現在の福島原発はそれより酷い状態なのでメルトダウンは怖くありません。
またまた、武田節(笑) 「メルトダウン」という言葉って、誰もが同じ意味で使ってるのかどうかよく分からんネ。 保安院も会見で「〜という定義であればメルトダウン」ってな言い方になってるし。 ちなみにこの発言の後に「いわゆるチャイナシンドロームでの意味でのメルトダウンではない」と言ってるんですが、そこは完全にカットされてしまって、保安院が無意味に回りくどい言い方をしてるようになってますねぇ。
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「学校の放射線量 年20ミリシーベルト」に対して、武田教授は
- 1990年の ICRP の勧告以来「1年に1ミリシーベルト以上は危ない」というのは国際的に確立している。
- 子供は感度が高いのでもっと低い基準にしなければならない。
CO2 の排出に関しては大らかなのに、放射線量に関しては厳格に法律を守るべし!って感じにちょっと違和感も(レベルの違う話だってことは分かってますが)。 なんとなく、IPCC (気候変動に関する政府間パネル)で決定された結論を鵜呑みにしてる武田教授を見てるみたいな・・・ この年間被曝量の限度が1ミリシーベルトだと決めたのは ICRP ですが、以前この委員会では、その ICRP の委員(理事もやってたっけ)だった中村仁信氏がこの基準に関してあれこれ言ってたよネ*3。
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まぁでも、チェルノブイリでの事故をもとに説明されると説得力はそれなりに。 原発直後に放出されて風に乗って散らばった放射性物質は、それなりの濃度で人体に取り込まれてる可能性があるので、4年後くらいから甲状腺癌の症例がでてくるだろうと予測。 こうなったら、キチンと追跡調査していくのが将来のためか。
ところで、アメリカが提供しようとしたヨウ素剤を 厚生労働省が薬事法上の理由で断ったそうで。 ここまで来たら一貫性があるねぇ・・・
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