西尾維新『零崎人識の人間関係 戯言遣いとの関係 (講談社ノベルス)』を読んでみた。
『人間関係シリーズ』は本編読んでからにしようかと思ってたけど、どうも、『クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識 (講談社文庫)』で起こっていた京都通り魔事件の真相が明かされる!とあって、ちょっと先走って読々。 事件の真犯人である零崎人識に焦点を当てて事件を追っていくのかと思いきや、人識が出てくるのはここでも断片的。 代わりに1章につき1人の登場人物(第1章江本智恵、第4章佐々沙咲など)に焦点が当てられ、それぞれの人物と人識との出会い(と言っていいのか?)が描かれてます。 って、戯言遣い君との絡みがないじゃん! まぁ、各章のタイトルが彼らの会話なんでしょうけど。
零崎人識の殺人目的は・・・結構期待していいんじゃないでしょうか? 後から思えば、ヒントはいろいろ散りばめられてますが、タネが明かされたときには素直に「ナルホド!」と思えましたね。 殺された人数が12人ってことは、これ(ネタバレ)を参考にすればいいのかな? 確かに「死体を解体」するってのと辻褄があってますねぇ。 ちょっとチャチャチャを入れるなら、「江本智恵が襲われなかった理由」から、戯言遣いも襲われないんじゃないかなぁ?なんて思いますが。
『零崎人識の人間関係 匂宮出夢との関係 (講談社ノベルス)』のときもそうでしたが、戯言シリーズ本編を読んでいなくても基本的には話が解るけど、細かいところが「???」となってしまうので、やはり本編を読んでから読む方が得策かも。 ところで、裏表紙の戯言遣い君は美化しすぎじゃん?
- 作者: 西尾維新,竹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/03/25
- メディア: 新書
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目次?
第零章
「まえおかない」
第一章
「普通ってなんだと思う?」
・・・(以下略)
第二章
「憧れの人物っている?尊敬する相手は?」
・・・(以下略)
第三章
「お前、趣味とかあんの?」
・・・(以下略)
第四章
「世の中には色んな力があるけれど、中でも権力っていうのは正体が
よくわからないよね。本当にそんなものが、はっきりとした形を持って
実在しているのかどうかから、その存在の意味まで」
・・・(以下略)
第五章
「最強っていうのは、どれくらい強いと思う?」
・・・(以下略)
最終章
「しまらない」
9つの性格 エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係 (PHP文庫)
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