NHK のニュースで「数学で公式をそのまま覚えるのではなく、それの意味、導き方を理解する」ってな話がされてました。 それはごもっともな話で、趣旨自体に文句はありません。
ただ、その紹介の仕方がちょっと・・・ 番組中では「円の公式」の導き方を紹介していて、「ピザを切り分けるように分割して長方形っぽく並べると・・・」っていう、どこの参考書にでも書いてそうな説明をしてましたが、「ここで、円周は直径×円周率になることが知られているので・・・」って円周を計算する公式を天下りに与えて説明してました。 そこで止まったら意味なくない?
まぁ、円の面積の公式と円周の長さの公式のうち、一方を覚えればいいって意味では労力は半分になるけど。 ちなみに、円の面積の公式は、ある意味「半径を として が円の面積になるように を決めている」と思ってもいいようなものなんだけどね。
「公式の導き方を理解する」のが重要ってことに異論はありません。
- 作者: Y.E.O.エイドリアン,久保儀明,蓮見亮
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2008/09/25
- メディア: 単行本
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