西尾維新著『偽物語(上) (講談社BOX)』読了。
第六話かれんビー。 ヒロインは暦ヴァンプの上の妹、阿良々木火憐ちゃん。 偽物語とはいっても怪異はとうじょう。 かれんちゃんが大変な目に。
ヒロインが火憐ちゃんとはいえ、他の(女の子)キャラも総キャスト。 (『傷物語』とは違って)『化物語』のときのような陳腐な(笑)やりとりが繰り広げられてます。
暦ヴァンプの(著者にとっても?)一番のお気に入りっぽい八九寺真宵とのやり取りがやはり面白い! 「勇気と最後につければ、大抵の言葉はポジティヴに置換できますよ(八九寺真宵談)」*1・・・ 拙者も「そんな馬鹿な!」と思ったけれど、これがナカナカ馬鹿に出来ない! 日常会話で使える!・・・かな?
その他、火憐のブリッジしながらの格好いいセリフも面白かった。
ところで、ちょっと「アニメ化」云々ってメタ会話 (?) が多かったような(まぁ、しょうがないかな?)。 あと、千石撫子の「開けてはいけないクローゼット」も何かの伏線かと思ったけど(何故かヒタギさんが潜んでるとか?)、全く何もなかったようで。
そういえば、本書内のイラスト、可愛さと格好良さが同居していて、今までで一番スキ。
- 作者: 西尾維新,VOFAN
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/09/02
- メディア: 単行本
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*1:p.53