倭マン's BLOG

くだらない日々の日記書いてます。 たまにプログラミング関連の記事書いてます。 書いてます。

新しい発生生物学

新しい発生生物学―生命の神秘が集約された「発生」の驚異 (ブルーバックス)』読了。

高校生物で「発生」ってどうもややこしいって印象があるので、高校生物をチョット飛び越えて勉強し直そうかと思い購入。

こういった生物学関連の書籍を読んでると思うのが、「最先端の研究と高校生物とは、思ったより差がないんだなぁ」ってことです(以前読んだ『新・分子生物学入門―ここまでわかった遺伝子のはたらき (ブルーバックス)』に対しても同様な感想)。

小難しげな(イマイチ覚えられない)化学物質などはそれなりに出てきますが、胚の段階で移植を行うとどうなるかとか、目や肢以外は実はあまり発生のステップが詳しく分かっていなかったりするようで、こういったことは大雑把には高校生物でやっているし、大学によっては入試問題に出題されていたりもするほど。

つまりは生物学はまだまだこれからの学問で、「21世紀は生物学の世紀」だ!ってことなんでしょう。

ちなみに、この書籍は移植医療のことにも触れられていますが、iPS 細胞に関しては書かれてません(iPS 細胞発見(発明?)以前の著作)。

新しい発生生物学―生命の神秘が集約された「発生」の驚異 (ブルーバックス) 新・分子生物学入門―ここまでわかった遺伝子のはたらき (ブルーバックス) 実戦生物1・2重要問題集

P.S.『実戦生物1・2重要問題集』には「HIV」「クローン」「ノックアウトマウス」などが載ってて、結構ビックリ。 大学入試問題、侮り難し!