裁判員裁判での評決って、何となくややこしいので(→)、ちょっと整理してみました。 間違ってたらご一報を!
下記の図では、次の記号を使ってます。
下図の意味、説明しなくても分かるかな?
裁判官全員が有罪
有罪判決となるためには、「裁判官を1人以上含む過半数」が必要。 今の場合は、単純な多数決で決定。
裁判官1人が無罪
裁判官がばらけていれば、単純な多数決で決定。
裁判官2人が無罪
この場合も裁判官がばらけているので、単純な多数決で決定。
裁判官3人が無罪
有罪判決となるためには、「裁判官を1人以上含む過半数」が必要なので、裁判員が5人または6人で有罪が過半数でも無罪判決。
結局
普通の多数決と違うのは、
- 裁判官3人と裁判員1人が無罪、裁判員5人が有罪 → 無罪
- 裁判官3人が無罪、裁判員6人が有罪 → 無罪
の2パターン。 この結果、28パターン中
- 16パターンが無罪
- 12パターンが有罪
となり、無罪の方にバイアスがかかっているようです。