倭マン's BLOG

くだらない日々の日記書いてます。 たまにプログラミング関連の記事書いてます。 書いてます。

そこまで言って委員会 2009.11.30 『国防スペシャル』

いまさら11月30日分の放送。 この日の放送は「国防スペシャル」。 ゲストも元自衛隊幹部で、陸海空そろい踏み。

最近の中ではベストの出来栄えだったんではないでしょうか? 個人的には DVD 化間違いナシかと。

日本の国益を守るのは? 田母神論 村山談話

パネラー 田母神論 or 村山談話 答え
桂ざこば どちらとも思わない 今日は勉強させてもらいます
三宅久之 田母神論 村山談話は自民党が政権へ返り咲くために生まれた
鈴木邦男 田母神論 “国家”を守るが争いも引き起こす
天木直人 村山談話 歴史・国際公約に忠実
原和美 村山談話 歴史的事実である
井上和彦 田母神論 いびつな外交の正常化
勝谷誠彦 田母神論 村山談話売国利権談合共産主義の産物
宮崎哲弥 比較できない 文章の性質が違いすぎる

「田母神論」と「村山談話」、何でこんなに極端なのか? どちらもイマイチ国益を守れる気がしない。

自衛隊軍隊?

パネラー 軍隊だ! or 軍隊ではない 答え
桂ざこば 軍隊ではない 戦えない
三宅久之 軍隊だ! 核以外の兵器を全て持つ三十数万の武力集団だぞ!
鈴木邦男 軍隊だ! しかし“本当の軍隊”でなくていい
天木直人 軍隊ではない 自衛隊は“自衛隊”だ!
原和美 軍隊ではない 質問自体がナンセンス
井上和彦 軍隊だ! いびつな外交の正常化
勝谷誠彦 軍隊だ! 世界が認めている
宮崎哲弥 軍隊ではない 法制度的には“軍隊”とは言えない
田母神俊雄 軍隊の子供
松島悠佐 軍隊らしきもの
川村純彦 手足を縛られた軍隊

こういう質問って、まず「軍隊とは何か?」ということを定義しないと意味がない。 「軍隊=武力を持っている集団」なのか「軍隊=交戦権を持っている集団」なのか、もっと他の定義なのか? 単なる言葉遊びになってしまわない程度に。

宮崎氏が、自衛隊は「許されている行動」(ポジティブ・リスト)が規定されているが、「禁止されている行動」(ネガティブ・リスト)が規定されるべきだ(海外ではそうされている)と言っていましたが、個人的には反対。 将来どんなことができるようになるのか分からない*1ので、不確定なものは禁止しておくのが「文民統制」にそった考え方。 ただし、有益だと思われる行動はキチンと許可していけばいいし、しなければならないと思いますが。

今、日本と国民守るための妨げになっているものは?

パネラー 答え
桂ざこば 国民の関心の無さ
三宅久之 憲法のフィクション
鈴木邦男 憲法9条と自衛隊の矛盾
天木直人 自衛隊が米国軍の手先になっている事
原和美 “武力でしか守れない”という考え方
井上和彦 軍事知識のない国会議員と偏向メディア
勝谷誠彦 現実を直視せず逃避する卑怯者の自爆
宮崎哲弥 憲法9条
田母神俊雄 自虐史観
松島悠佐 憲法
川村純彦 軍隊じゃない事

緊急事態になると総理大臣が自衛隊の最高指揮官になることになってますが、麻生首相や福田前首相がそういった自覚・心構えがある(あった)んでしょうか? 福田前首相が辞任を表明した際、代理を置かなかったことに「危機管理ができていない」という批判がありましたが、この批判結構重要。

井上和彦氏、言ってる内容は分かるんだけど、しゃべり方がイラッとするのは拙者だけ? 「話し合いという武器」の話は面白かったですけど(笑) そういえば、田母神氏がこのクダリを「TV タックル」のスペシャルで言ってましたが、フリがおろそかろにされていたため、ウケがイマイチでした・・・ 人のギャグはキチッとウケさせましょう。

内側から見た自衛隊 (幻冬舎文庫)

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*1:20年前にこんなにコンピュータやインターネットが普及するなんてあまり予想できなかったでしょうし、これからで言えば、宇宙空間へ自由に行き来できるようになれば何ができるようになるかイマイチ想像できない。