倭マン's BLOG

くだらない日々の日記書いてます。 たまにプログラミング関連の記事書いてます。 書いてます。

超常現象(秘) X ファイル 12.30

心霊写真


心霊研究家に鑑定をさせてますが、写真や映像の専門家にも合成や捏造などの可能性を問い合わせて欲しいもんですね。 つーか、ゴールデン枠でやるなら、TV 局側には最低限その程度のことをやる義務があると思うんですが。 それで説明が付かないなら心霊写真・心霊映像にもハクがつくし。

つちのこ


つちのこアオジタトカゲ。 これは説得力強いですね。 アオジタトカゲの輸入が始まった時期と「つちのこブーム」の時期が大体一致しているそうだし。

須藤元気さん


須藤元気さん、キャラやトーク力、ユーモアのセンスなど面白いんですが、話の内容がチョットね・・・ 『やりすぎコージー』(深夜の頃)に出てたときも思いましたけど。 何というか、あたかも既に分かっていることであるかのようにいろいろ語っていますが、内容に何の裏付けもない。 単に小難しげな専門用語を並べてるだけ。 (話の内容の真偽に関係なく)あの話を聞いてチョットでも納得したような気になった人は、おそらくマルチ商法振り込め詐欺に引っかかる可能性がある人でしょう。 気をつけて下さいな。

番組にも出ていた須藤さんの著作『バシャール スドウゲンキ』の『Amazon.co.jp』でのレビューを見てみると、この本は「人生に対するスピリチュアルな How To 本」のようですね(レビューのほぼ全てがこの本に対して好評価)。 「生き方」の部分に関してはケチを付ける気は全くないんですが、そこに量子論などの物理学を持ち出してこないで欲しいっす。

おそらくですが、彼は「書籍などの内容を受動的に丸呑みしてしまう人」なんではないでしょうか? もう少し正確には「自分が信じたいと思う内容を受動的に丸呑み+自分なりにアレンジしてしまう人」。 番組中に「この世界を創りあげているのは人間の意識だということが量子論で証明されつつある」ってな発言がありましたが、「証明されつつある」なんて話は聞いたことがない。 「量子論」と「意識」の関連を書いた書籍は沢山ありますが、結局どうなのか分からないといったものしかない*1

百歩譲って、この世界が実際に意識で創りあげられているとしても、それが「証明されつつある」のであって「証明された」のではないのなら、あんなに堂々と語るべきじゃないと思し、ましてやそれをもとに本を書くなんて有り得ん! (大槻氏のような)科学の道に少しでも入ったことのある人とは絶対に相容れないでしょう。

ちなみに、須藤さんとは関係ないんですが、大槻氏が「超伝導(超電導)」のことを言っているときにスーパーが「超電動」となってましたが、これはスタッフの単なる文字の入れ間違い? それとも「チョウデンドウ」って何?ってくらいの低レベル?

ゲーデル不完全性定理*2
次のものは「ゲーデル不完全性定理」そのものではなく、正確な記述からもほど遠いですが、イメージが湧くかと思うので書いておきます:「数学の命題(『〜〜〜は・・・である』といった文)の中には、正しいとも間違っているともいえないものが存在する」
ハイゼンベルグの不確定性原理(不確定性関係*3
「量子効果が現れるスケールでは、粒子の位置と運動量(速度)を同時に正確に知ることはできない」というもの。 これは技術的な問題ではないことに注意。

隕石落下と宇宙人が飛びかかる映像


YouTube
昨年も流れたこの映像。 あの規模の隕石が落下してきたら、あんな程度の爆発で済むのかなぁ? あんまり定量的な考察を踏まえずに言ってますけど。

大槻氏と月の石


大槻氏が月の石云々のことで議論負けした雰囲気になってましたが・・・

大槻氏の言ってることは「アメリカが月面着陸した月の石は証拠としては信じるに足りない」ということでしたが、これが「アメリカが月面着陸していない」と言っているということにはならない。 科学では、断定できる証拠がない事柄は否定的な(新しいことを必要としない)ニュアンスで理解することが必須。 逆に言えば、断定できる証拠が出るまで追求しないといけない。 でないと、もし後々その事柄が否定される証拠が出てきたら、その事柄に立脚したそれ以降の話が全て無意味になってしまうから。

ところで、あのスタジオの方々(大槻氏以外)はその真逆。 断定できる証拠がないと肯定的なニュアンスで理解しようとする。 冒頭の心霊写真も同じ。 人の顔っぽいものが写っていたら、大槻氏は「顔ではない」方向で受け止めるのに対し、他の方々は「顔である」方向で受け止める。 大槻氏としても、根本的に考え方が食い違っていると何ともしようがないのでは?

話を戻して。 大槻氏は「月の石が月面着陸の証拠にならない」と言ってましたが、「別の確たる証拠になるものが提供されれば月面着陸を否定はしない」ってことだと聞こえたんですが。 「そういうものを NASA に求めたら何も出してこない」的な事になっているのかな? それとも本当に公表できないような事実があるのか・・・

ジャイアント・インパクト説
月の起源は、昔地球に巨大な隕石(小惑星?)が衝突し、そのときに飛び散った地球の破片 (?) が重力で集まって月になったという説。 YouTube

宇宙気功師の宇宙パワー


ちょっと前の「ビーバップ・ハイヒール」で、コックリさんの原因は『不覚筋動説』(無自覚の筋肉運動といっていいのかな?)だというのをやってましたが、この番組中で「宇宙気功師」さんのやっていたことは、この『不覚筋動』と『自己暗示(自己催眠)』なんじゃないか?と想像。 「宇宙気功師」さんがやっているのは『不覚筋動』を『自己暗示』へ誘導しているだけで、思い通りに動かしているのではないのでは? 単なる憶測ですが。

*1:それ以前に「人間の意識」ってものが科学的になんなのかということ自体いまいちよく分かっていないってのが正直なところ。

*2:ゲーデルは「不完全性定理」の他に「完全性定理」というのも証明しているのはご存じでしょうか? 「完全性」も「不完全性」も証明されているなんて!と思った人は要注意。 こういう専門用語的なものを聞いたときは、何が「完全」で何が「不完全」なのか?という疑問を持たないといけません。 これらの定理の対象となっているものは互いに違うんのです。

*3:元々は実験的事実、経験則として知られていたので『不確定性原理』(『原理』とは「理由は分からないけど自然はそうなっている」と認めること。 数学で言う『公理』。)と呼ばれていたけれど、それが「物理量の交換関係」というものから数学的に導くことができたので『不確定性関係』とも呼ばれるようになったようです。 「物理量の交換関係」自体は『原理』なんですけど・・・ より少ない『原理』からいろいろな結果を導き出せれば、物理理論は進展したといえるでしょう。