科学者の9割は地球温暖化CO2犯人説はウソだと知っている (宝島社新書)
- 作者: 丸山茂徳
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2008/08/08
- メディア: 新書
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まだ1章しか読んでませんが、武田邦彦教授の『環境問題はなぜウソがまかり通るのか (Yosensha Paperbacks)』とかより説得力がありますね。 「説得力」というより「事実」と言った方がよいのか・・・ 主張を裏付けるモデルとデータが簡潔に示されていて、且つ、データなどに溺れていない*1、読みやすい文章でした。
武田教授は一応 IPCC の報告は正しい前提での話でしたが、この本によると、IPCC の報告自体も殆ど信憑性が無いそうで(モデルやシミュレーションの話ですが)。 まぁ、CO2 よりも遙かに温室効果の強い水蒸気を、基本的にモデルに取り込んでいないってな話を聞けば、そういう主張も当然だと思いますが。
ただ、2章以降に「世界統一国家への道」とか「世界民主主義国家連合の設立を」なんて見出しがあるのがちょっと気になる。 というより、1章と別の本に書いて欲しかった。 あまりデータを元にして考えることに慣れていない文系の人とかには、チョット胡散臭い本に見えてしまうんじゃないかと心配。
*1:『[asin:4163650806:title]』はデータに溺れている感がありました。 そもそも分厚すぎて、途中で挫折しましたが。