前回は AspectJ プロジェクトを作成しました。 今回は Aspect を作成しましょう。
Aspect 作成する方法は、概ね次の2通りかと思います:
- 「New Aspect」ダイアログにしたがって作成する
- 拡張子が ".aj" のファイルを作成する
2番目の方法は、拡張子を ".aj" にして、普通に「File」を作成するだけです。 これはこれで簡単なので覚えておきましょう。
Aspect を作成する
この方法も、Eclipse の操作としては基本的なものです。
(1) まず、適当なソース・フォルダもしくはパッケージを選択して、
[ポップアップメニュー]File → New → Other...
として「New」ダイアログを開きます。
(3) 最後に、Aspect 名を入力します。
フィルタリング
.aj ファイルを作成した後、デフォルトでは同じ .aj ファイルが2つ表示されていると思います(アイコンが違う場合もあるかと思いますが)。 何故2つあるのかは分かりませんが*2、特に必要はないので、ダブっている .aj ファイルが非表示になるように設定しましょう。 これは「Package Explorer」のメニューから行います:
使用するエディタを選ぶ
また、".aj" ファイルを普通に開くと、普通の「Java Editor」で開かれるので、AspectJ 特有の構文を使っていると警告が出されます*3。 したがって、".aj" ファイルを編集する場合は、AspectJ 用のエディタ「AspectJ/Java Editor」を使用しましょう:
デフォルト・エディタの設定
".aj" ファイルを1度 [Open With] によって上記のように開くと、その後は普通に [Open] によってこのエディタで開くことが出来ます。 しかし、新しい Aspect を作成する度に毎回 [Open With] で開くのは面倒なので、".aj" ファイルのデフォルト・エディタを「AspectJ/Java Editor」に設定しておきましょう。
これには、
[メニュー]Window → Preferences...
によって、「Preferences」ダイアログを開き、以下のように設定します: