倭マン's BLOG

くだらない日々の日記書いてます。 たまにプログラミング関連の記事書いてます。 書いてます。

生物内の原子は絶えず入れ替わっている?

池田信夫 blog で『生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)』が取り上げられていた

生物の体は、原子レベルでは絶えず移ろい行く存在だったんですね*1。 言われてみれば、同じ原子がずっと一所に留まっているってるのも妙だけど、それを調べてみようと思ったシェーンハイマーの着眼点はすごい。

ちなみに、「それを調べるには同位体を使うんだな」と思えるぐらいには、拙者は理系の人間です。 エッヘン。

「シェーンハイマーすごい」とはいっても、上記の本に対していろいろ思うこともあるんだけど・・・ それは後日にして、他のことで気になることを。

同位体を使った測定といえば「放射性炭素年代測定」が頭に浮かぶけど、Wikipedia を見てみると、

(中略)
二酸化炭素中の炭素14は、光合成によって植物に取り込まれ、食物連鎖で動物にも広まっていく。生物の細胞に定着した炭素14は、光合成で作られた時点から減じていくと見なせる(光合成で取り込まれる二酸化炭素は大気中のほぼ一定の炭素14量を反映しているが、光合成後は炭素14が新たに付加されないため)。つまり、生物の遺体から試料を得て測定した場合、その細胞に利用された炭素はいつ光合成が行われたかが分かる事になる。樹木の場合は、内側の年輪が古く、外側の年輪が新しく測定される
(中略)

とある。 太字は拙者が付けました。 気になるのはまさにここで、生物内の原子が絶えず入れ替わっているなら、樹木の内側と外側で測定年代が変わっちゃったらイカンのじゃない? 動物と植物じゃ違うのか? 植物は幹の内側が早くに死んで、原子が固定されてしまうなんてことも考えられるけど。 うーむ・・・

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

*1:昔これと似た(というより逆の)思い込みをしてました。 水ってのは、分子間距離が小さいだけで、水蒸気みたく水分子があちこち動き回っているんだと思ってましたが、実は分子間の位置関係はあまり変化せずに一所で回転やら振動をしているんだそうで。 逆ってのは「動いているように見えて止まっている」って意味っす。