前回のたかじんのそこまで言って委員会は、約2ヶ月前に放送されて話題となった、武田邦彦教授(中部大学)の「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」第2弾。 今回はそれに対する反論をひっさげて、細田衛士教授(慶應義塾大学)もゲストで登場し、互いの主張をぶつけ合った。
討論の結果、どちらに賛成する委員が多いかでは細田教授に軍配が上がった。 とは言っても、どちらも話のロジック自体は大して間違ってる感じはしない。 つーか、根本的に、出発点となるデータ等が互いに違うんで、話が噛み合う方がおかしいんだよね。
ペットボトルのリサイクルにかかるコストや、ゴミのリサイクルに補助金が出てるのかどうかといったことが、明らかにお互い違うことを言っている。 この出発点を一致させないとその後の議論が完全に無意味な感じがするんだが…
とは言っても、誰がそのデータ観測をするといいんだろう? この2人の教授のどちらかでは公正性が保たれない。 一方、2人共同でと言っても、大学の研究室でやるなら国側から財政的圧力をかけられかねない。 ここはやはり、問題提起をしたよみうりテレビが責任を持って調査すべきでは(笑)
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