倭マン's BLOG

くだらない日々の日記書いてます。 たまにプログラミング関連の記事書いてます。 書いてます。

OPS

物理量の観測値を管理するオブジェクト

OPS

前回までに考えたのは、まず「何も観測せず、何も出力しないシミュレーション」、次に物理量を観測(計算)するためのインターフェースでした。次に考えるのは、物理量の観測値(以下、物理量値)を出力するためのインターフェースです。 このインターフェー…

物理量の観測

OPS

今回は物理量を観測するクラスを考えましょう。必要なのは、物理量の名前(java.lang.String)、物理量の型(java.lang.Class)、物理量を計算するメソッドです。 あと、観測対象となる物理系をフィールドとして保持するために、物理系に対するアクセッサ・メソ…

何も観測せず、何も出力しないシミュレーション

OPS

前回の最後、ドメイン分析っぽいことをしてクラス(候補)を抜き出すと書きましたが、あまり込み入ったシステムでもないので、抽象度や開発プロセスなどをあまり気にせず、ある程度実装も意識しながら仕様を考えていくことにします。また、前回「系の状態を…

反復シミュレーション

OPS

「物理シミュレーション・フレームワーク」とは言いつつ、あまり大風呂敷を広げても途中で挫折してしまいそうなので、シミュレーションのタイプをある程度限定することにします。対象とするタイプのシミュレーションは、ある物理系に対して「状態の更新」と…

Simulator インターフェース

OPS

「物理シミュレーション・フレームワーク」(以下、OPSフレームワーク*1)ってのをブラックボックス的に考えて、要求されるもの、成果物として得られる物を考えてみましょう。 要求されるものは、物理系をモデリングした結果得られるものになりますが、これ…

シミュレーションをする人が行うこと

OPS

物理シミュレーション(シミュレーション)のためのフレームワークを開発するにあたって、まず、シミュレーションをする人が何をするのかを考えましょう。分野を限定せずに書けるのは以下の程度のことでしょう: 物理系をモデリングする。 モデルをシミュレ…

物理シミュレーションを行うフレームワーク

OPS

「物理理論をオブジェクト・モデルに落とし込む」ってことについてあれこれ考えてるんですが、とりあえずその前に物理シミュレーションを行うフレームワークを作るのが良いんじゃないかと思うので、当面、そちらの方を考えていきます。まず、「フレームワー…

物理シミュレーションとオブジェクト指向

OPS

物理シミュレーションのプログラムが載っている本とかを見てると、ベタ書きのプログラムばっかなんですよね〜。 Javaのようなオブジェクト指向の言語を使ってても。学生時代に課題でいくつかやったシミュレーションでも、大抵、一からコードを書き直してまし…

物理法則とオブジェクト指向

OPS

オブジェクト指向プログラミング(Object-oriented Programming、以下OOP)の本、記事などを読んでいると、「この世のすべての物はオブジェクトだ」的な文章をちょくちょく見かけます。 物理好きなワタクシは、その度に、”この世のすべての物”を支配する物理理…