倭マン's BLOG

くだらない日々の日記書いてます。 たまにプログラミング関連の記事書いてます。 書いてます。

そこまで言って委員会 NP 2017年4月2日

緊急スペシャル! ニッポンに報道の自由はあるのか!?

前回の医師8人回に続き、今回はジャーナリスト(?)8人回。 2本撮りではない?

パネラー

報道の自由度ランキング2016年、日本71位で、2010年の11位から大きく後退。 原因は特定秘密保護法!? このランキングって、阿比留氏が逮捕された韓国よりも日本が下とかってやつよね。 他国にも特定秘密保護法みたいな法律あるのに日本だけランク下がるとかってのでも有名な。

今のテレビ報道異常だとを思いますか?

パネラー 異常 or 異常ではない 答え
門田隆将 異常ではない 視聴率で淘汰されていく
ジェームス・シムズ 異常 萎縮している
山口敬之 異常ではない 企業ジャーナリズムには限界がある
三好範英 異常ではない だが問題はある 例えば原発報道
丸岡いずみ 異常 配慮や自主規制をしすぎ
髙橋浩祐 異常 護送船団方式の横並び
阿比留瑠比 異常 コメンテーターが憶測と偏見でいいかげんなコメント
高岡達之 異常 外注体制が整いすぎて過熱は当然

辛坊氏がラジオ番組で安倍晋三首相に直接放送法4条撤廃論をぶつけたら、「いいですね、そうしましょう! その代わり電波オークションにかけますよ!」と返されたそうな。 放送局が放送法4条撤廃を言い出さないのは現状でじゅうぶん儲かっているからと推測。 4条を撤廃する代わりに電波割り当てが自由化された、放送局は困るんだそうで。

田嶋陽子氏、この番組初出演当時は他局(東京?)の番組と違って議論をそのまま流してくれてたけど、たかじんさんが安倍総理と温泉入った頃からいろいろカットされだしたとか。 言論封殺!? パネラーからすると話が長いだけということだけど、切られた後ではよくわからんね。 そのうち総集編とかやるときに話が長いと言われてるときをノーカットで流して欲しい気もする(ような、聴くに堪えなさそうな気もw)。

放送法 第四条
放送事業者は、国内放送および内外放送の放送番組の編集に当たっては、次の各号の定めるところによらなければならない。
一 公安および善良な風俗を害しないこと。
二 政治的に公平であること。
三 報道は事実をまげないですること。
四 意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。

電波法 第七十六条
総務大臣は、免許人(放送局)等がこの法律、放送法若しくはこれらの法律に基づく命令又はこれらに基づく処分に違反したときは、三箇月以内の期間を定めて無線局の運用の停止を命じ、又は機関を定めて運用許容時間、周波数若しくは空中線電力を制限することができる。

今のマスコミ報道“真実”を伝えている?

パネラー 伝えている or 伝えていない 答え
門田隆将 どちらともいえない 「ファクト(事実)」と「イデオロギー(主義・主張)」
ジェームス・シムズ 伝えていない スキャンダルに集中しすぎ
山口敬之 伝えていない 「事実」は伝える事ができるが「真実の全体像」は不可能
三好範英 伝えている ただバランスを欠く番組も・・・
丸岡いずみ 伝えている ジャーナリズムより情報産業としての報道が求められる
髙橋浩祐 伝えていない 記者にもサラリーマン体質
阿比留瑠比 伝えていない 切れ切れの「事実」は伝えられても「真実」には届かない
高岡達之 伝えていない 「報道」を「裁く」と勘違い

ドイツでも“マスゴミ”みたいな言葉があるとかで、欧米でも似たようなことはあるそうで。 大手マスコミは嘘を直接報道することは少ないけど、重要であろうことをあえて報道しないということはよくある印象。 イギリスでは言わないことがウソになるという考え方もあるようだけど。

山口敬之氏、ベトナム戦争の時に韓国軍がベトナム慰安婦施設を設置していたことを示す米国の公文書を見つけたが報道することを許せなかった経緯で TBS をやめたそうだけど、報道するために慰安所の存在を証言してくれる証言者みつけてきても、上司に「君のためにならない」と報道許可を出されなかったそうな。

沖縄の少女暴行事件の際、アメリカでは「ポリコレ」のため、犯人の3人の黒人の写真は新聞等に載せずに報道してたそうで。 今でもそうなのか、とか欧州ではどうなのかとか、ちと気にはなる。

日本にもジャーナリスト保護する法律が必要?

パネラー 必要 or 必要ではない 答え
門田隆将 必要ではない 組織犯罪を共謀する罪でなぜ?
ジェームス・シムズ どちらでもない オバマ氏は報道の自由を脅かした
山口敬之 必要 取材源を保護する権利
三好範英 必要ではない 日本のジャーナリズムは十分強靱で活発
丸岡いずみ 必要 共謀罪」成立後は必要になる
髙橋浩祐 必要ではない 憲法で「言論の自由」は保護されているので最大限の武器にすべし
阿比留瑠比 必要ではない 報道の自由は現在十分に保障されている
高岡達之 必要ではない 「すべて自己責任」こそジャーナリストの矜持
末延吉正 必要ではない
長谷川幸洋 必要

特定秘密保護法では「漏洩を唆した」と見做された場合、最高で懲役5年。

海外にも公務員らによる機密漏洩に厳しい罰則を定めている国は多い。 以前にこの番組でも少し話題になったけど、オバマ政権下では「スパイ防止法」を厳しく適用していて、ジェームズ・シムズによると報道の自由が脅かされているとか。 スノーデン氏に逮捕状が発令されてるとか言われると、ちょっとしかたないのかなという気もするけど。 マスコミ報道では森友問題がいくらか沈静化してきて、特定秘密保護法とか共謀罪とかの話が増えてきたけど、せっかくならこういうオバマ氏の話を掘り下げて取り上げてくれないかなぁ(他力本願)。

ドイツでは2012年報道の自由強化法成立して、ジャーナリストを起訴することが難しくなったそうで。 ジャーナリストの家宅捜索などにも制限がいくらかできたとかみたいだけど、あまりよくわからんかったな。

特定秘密保護法でも、21条で知る権利が保護されているので特に問題はないという話も。

アメリカでは弁護士・政治家・ジャーナリストが尊敬されない職業で、日本のジャーナリストはまだ評価が高い方らしい。 そんなもんなのか。 アメリカではジャーナリストが弁護士・政治家と並ぶ職業と言えなくもない!?

報道にタブーはると思いますか?

パネラー ある or ない 答え
門田隆将 ある テレビ局が自ら作り出している
ジェームス・シムズ ある アメリカでも・・・
山口敬之 ある 私は TBS を辞めた
三好範英 ない アメリカ・イギリス並みに自由
丸岡いずみ ある 放送人として失望したことも・・・
髙橋浩祐 ある 今もなお様々な“隠語”が・・・
阿比留瑠比 どちらともいえない 正確には以前は目立った
高岡達之 ある 忖度と思い込みの勝手なタブーが多すぎる

放送内容に対するクレームって、テレビ局に対してくるなら局が毅然と対応しようよと思うけど、スポンサーにクレームいくとイタそうね。 面倒くさそうな個人や団体ほどそういう方面へクレーム出しそうだし。 スポンサーにも毅然とした対応を覚悟して臨んでもらえばいいのかな。