高橋弥七郎『灼眼のシャナ (電撃文庫)』を読んでみた。
最近、アニメが再放送され出したので、これを機に原作を読むことに。 何冊かは以前に読んでたけど記憶があやふやなのでつらつらと思い出してみる。
「灼眼」の世界観は「存在の力」や「自在式」ってネーミングで代表される力で象徴されてると思うけど、他作品にあってないような雰囲気を醸し出してますねぇ。 バトルものとしては王道まっしぐらで爽快感抜群。 ロリでツンデレな少女と優柔不断で絶対鈍感な少年ってのもラノベの王道って言っていいかな(笑)
トーチの存在の炎が消えると、もとの人間は「存在していたこと自体がなかったことになってしまう」って設定は、自分ならどう思うでしょうか? 酷く悲しいことだと思う反面、案外、単純に死んでしまうよりは気が楽な気もする・・・ 自分の場合、普通に死んでも存在消えても大差がなさそうなのが怖い(笑)
初巻にしては、天壌の劫火がこの世界に顕現しちゃったのがもったいなかったなぁ。 真の力を出すのはもっと引っ張ってもよさそうだったのに。
あと、アニメで「レイジマイゴ」という単語はよく聞いてたけど、これが漢字で「零時迷子」だとは知らなかった。 ちなみに、最近の「地デジ迷子」はこれのパクリなんでしょうね。
紅世の徒とフレイムヘイズ
紅世の徒(王) | フレイムヘイズ | 炎色 | 神器 | 備考 |
---|---|---|---|---|
てんじょうのごうか “天壌の劫火” アラストール |
えんぱつしゃくがんのうちて “炎髪灼眼の討ち手” シャナ |
紅蓮 | コキュートス | |
かりゅうど “狩人” フリアグネ |
||||
ひつぎのおりて “棺の織り手” |
都喰らい | |||
らせんのふうきん “螺旋の風琴” |
封絶、転生の自在式 |
宝具
- 贄殿遮那(にえとののしゃな)・・・大太刀
- レギュラー・シャープ・・・カード
- 零時迷子(れいじまいご)
- バブルルート・・・武器殺し
- ダンスパーティ・・・燐子→爆弾
- アズュール・・・火除けの指輪
- トリガーハッピー・・・フレイムヘイズ殺し
- 作者: 高橋弥七郎,いとうのいぢ
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2002/11
- メディア: 文庫
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目次
プロローグ
1 外れた世界
2 夕日、雨の夜、そして朝
3 シャナ
4 悠二
5 フレイムヘイズ
エピローグ
裏表紙は『マリアンヌ』