西尾維新『ネコソギラジカル(下) 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)』を読んでみた。
ネコソギラジカル完結。 アトガキには、「ハッピーエンドってどうなの?」みたいなことが書かれてましたが、この話はハッピーエンドのうちに含まれてる気がする。
ところで、「世界の終わり」って何だったんでしょうね。 どんなだったんでしょうね。 おそらく知ってたであろう姫菜真姫はあっさりアサシンされちゃったし。 人類最悪も具体的に分かってて計画建ててた感じでもなかったようだし。
何というか、結局の所、「同じことが繰り返される」ってのが「世界の終わり」みたいに受け取ったんですけど、どうなんでしょう? ジョジョ風に言えば、「終わりの無いのが終わり、それがディングエピローグ!!」みたいな。
さて、《十三階段》の面子は単なる寄せ集めかと思いきや、玖渚友の昔のチームメイトがいたり、澄百合学園の昔の優等生がいたりと、結構一クセも二クセもありそうなキャラばかりのようですね。 続編(補完作)の零崎シリーズでいろいろ活躍したりするんでしょうか。 零崎シリーズに期待ってことで。
竹さんのイラストがどんどん躍動的になっていってて魅力的。
ネコソギラジカル(下) 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)
- 作者: 西尾維新
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/06/12
- メディア: 文庫
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ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)
- 作者: 西尾維新,take
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目次
第十七幕 長いお別れ 好きだから、嫌い。 嫌いだけど、好き。
第十八幕 終わらない続き 結局のところ世の中は的外れだ。 失敗の積み重ねでできている。 だから、理で読み解こうとしないこと。
第十九幕 最終時刻 探し物は、どこにもない。
第二十幕 正義の味方 自意識を放棄させるのは妄執しかない。 矮小を更なる矮小に変貌させる働きだ。
第二十一幕 家 ここにはもういない。
第二十二幕 ちるちるちぎる 結局、悪いのは誰だったんだろう。
第二十三幕 物語の終わり さようなら。
終幕 それから