とはさすがに絶叫しなかったけど、『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)』を読んでみた。
『零崎人識の人間関係 匂宮出夢との関係 (講談社ノベルス)』を読んで、世界観が全然分からなかったので『クビ〜』へ原点回帰。 なんか、結構きちんと“ミステリ”してるね、西尾維新! その上で、「完膚無きまで解決」って感じの後味の良さがないのが西尾維新っぽい(笑)
登場するのは5人の天才。 天才それぞれにいろいろな「価値観」、「世界観」があって、個人的にはミステリよりもそっちの方が楽しめたかも。 まぁ、西尾維新の「天才観」が述べられているのかもね。 アトガキではもっと直截的だけど。
「人間シリーズ」を先に読んだので、ちょっとバトルとかがあるのかと思ってたけど、それはほぼ無い感じ。 つーか、零崎も出てきてないし。 次作は副題にあるので登場するようだけど。
イラストは刀語と同じくtakeさんですが、刀語に比べて素朴な感じかな。 それはそれでありだけど。 園山赤音(そのやまあかね)や佐代野弥生(さしろのやよい)とかは凜とした感じで結構イケてる。
新書版を読んだけど、既に文庫版も出てるようですね。 少なくとも表紙は描き直されてるので、今後どちらを買うか悩むところ。
P.S. 文庫版では「アトガキ」が少し端折られてるので、この記事のタイトルが意味不明になってます・・・ 新書版の「アトガキ」に「この作者は天才だ!」と叫ぶとかなんとか書いてたんです・・・
クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)
- 作者: 西尾維新,take
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/02/07
- メディア: 新書
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- 作者: 西尾維新
- 出版社/メーカー: 講談社
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目次
三日目 (1)・・・サヴァンの群青
三日目 (2)・・・集合と算数
四日目 (1)・・・首斬り一つ
四日目 (2)・・・0.14の悲劇
五日目 (1)・・・首斬り二つ
五日目 (2)・・・嘘
五日目 (3)・・・鴉の濡れ羽
一週間後・・・分岐
後日談・・・まっかなおとぎばなし