倭マン's BLOG

くだらない日々の日記書いてます。 たまにプログラミング関連の記事書いてます。 書いてます。

「強いってどういうことですか?」 「それを考えなくなることだ」

西尾維新零崎人識の人間関係 匂宮出夢との関係 (講談社ノベルス)』を読んでみた。

零崎人識(ぜろざきひとしき)と匂宮出夢(におうのみやいずむ)との関係―「敵対関係」。

戯言シリーズ」ってのがあるそうだけど、そっちを全く読まないまま読むと、「完全なる不完全燃焼」のまま終わっちゃった感じ。 『化物語』を読まずに『 偽物語』を読んじゃった感じというのか・・・ いや、まぁ、話としては自己完結してるんだけど、会話中などに出てくる人物のプロフィールやら、過去(や未来)に起こる事件などを知ってれば、もっと楽しめそうな作品。

この作品だけに限らないけど、名前(の読み)が難しい。 ただ、逆に登場人物を覚えることで、ややこしい感じを覚えられる「可能性」もあるかも。 あらたな国語の教科書の「可能性」も(ないか)。

あとがきには、四冊同時発売の『人間シリーズ』を「この本を最終巻として読む」順番が書かれている。 そして、他の三冊にも同様のことが書いているもよう。 その順番、誰も守れないだろ! ホントに人を喰ったような、「匂宮出夢の肩書き」みたいなあとがきだこと。

零崎人識の人間関係 匂宮出夢との関係 (講談社ノベルス)

零崎人識の人間関係 匂宮出夢との関係 (講談社ノベルス)


目次

第零章
  「まえおき」
第一章
  「仕事と私、どっちが大事?
  「遊び
第二章
  「金でしか動かんお前が何故動く
  「だから金で動いたのだ ― 値千金の、友情でな
第三章
  「生きるべきか死ぬべきか
  「そんなことは問題ではない
第四章
  「強いって、どういうことですか?
  「それを考えなくなることだ
第五章
  「人は死んだらどうなるのだろう
  「どうにもならなくなると思う
第六章
  「眠るように死んでいきたい
  「眠るように生きている癖に?
第七章
  「犯人は誰だ?
  「誰かよりも、どこにいるのかのほうが問題だ
最終章
  「おしまい」