西尾維新著『刀語 第六話 双刀・鎚(ソウトウ・カナヅチ) (講談社BOX)』読了。
今回の蒐集対象は「双刀・鎚(そうとう・かなづち)」。 無骨で、分厚く、強く、そして重い! 四季崎記紀が「重さ」に重きを置いて製作した刀。 対戦相手は凍空一族の生き残り、凍空こなゆき。
今回の虚刀流の奥義は、虚刀流五の構え―『夜顔』から繰り出される五の奥義『飛花落葉(ひからくよう)*1』。 この奥義は内側を破壊せずに外側のみを破壊する装甲破壊の技。 虚刀流における鞘打ち。 四の奥義『柳緑花紅』の裏返し。 表面を攻撃する技なので、刺青が本体(?)の真庭狂犬の天敵的奥義。
面白かったのが、何の準備もせずに踊山に登って、遭難寸前の時にとがめが口走っていた戯言。 「ちぇりお」を流行らせてくれとか、復讐のために生きるのがどうとか、二流の感動物語的セリフを数ページにわたって吐いているのが面白い(笑) まぁ、これが後の伏線になっているようですけど。 この戯れ言のアニメ化も早く見てみたい。
次回は二ヶ月前に宣言されていたように「前日本最強」の七実お姉様登場! 今回凍空一族の里へ行けなかったのは次回への恐ろしい伏線。 次回期待!
第六話 双刀・鎚(ソウトウ・カナヅチ) 目次
- 序章
- 一章―絶対凍土(ぜったいとうど)
- 二章―凍空一族(いてぞらいちぞく)
- 三章―否定姫(ひていひめ)
- 四章―真庭狂犬(まにわきょうけん)
- 五章―飛花落葉(ひからくよう)
- 終章
刀語 第六話 双刀・鎚(ソウトウ・カナヅチ) (講談社BOX)
- 作者: 西尾維新,竹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/06/05
- メディア: 単行本
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