『とある魔術の禁書目録(インデックス)〈11〉 (電撃文庫)』読了。
不幸なはずの上条当麻にイタリア旅行があたるなんて!って時点で誰かの差し金だろうとは思いましたが、ナカナカ大規模な話の展開に。 オルソラ=アクィナスやら天草式の面々がいるのも、当初無理矢理な偶然っぽく見えてそう仕組んであったってのが、読み進むうちに腑に落ちて良し。
久方ぶりにインデックスが活躍するかと思いきや、途中で(囮になって)どっかへ行ったまま戦いが終わってしまってるし・・・ 魔術が使えないとそんな扱いになるんですかね(笑)
「女王艦隊」や天草式のお札 (?) から作った上下船などが、「幻想殺し」で消えないのが謎。 「女王艦隊」の方は何か説明があった気もするけど。
ビアージオ=ブゾーニの攻撃で、「十字架が重くなって砲弾のごとき速さで落下してくる魔術」ってのがありましたが、現実の物理法則では重さが増しても落下速度は変わらない(「ピサの斜塔の実験」などを考えよう)。 「重力加速度が増したように」と付け加えられているので、単純に重さが増したってワケではないようですけど。
キオッジアとヴェネツィアの大まかな位置です。
- 作者: 鎌池和馬,灰村キヨタカ
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2006/10
- メディア: 文庫
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目次
- 序章 『北イタリアの旅行』 Un_Viaggio_in_Italia.
- 第一章 『キオッジアの街並』 Il_Vento_di_Chioggia.
- 第二章 『ロンドンへの準備』 Un_Frammento_di_un_Piano.
- 第三章 『水の都の船の上で』 Il_Mare_e_la_Sconfitta.
- 第四章 『火船と砲火の戦い』 Lotte_di_Liberazione.
- 第五章 『アドリア海の女王』 La_Regina_del_Mar_Adriatico.
- 終章 『学園都市への帰還』 L'inizio_Nuovo・・・.
裏表紙は『金色のサークレット』。