『とある魔術の禁書目録(インデックス)〈6〉 (電撃文庫)』読了。
シェリー=クロムウェルの動機やアレイスター、虚数学区など、これから始まる「科学側と魔術側の対決」の序章的な感じ。
風斬氷華(かざきりひょうか)、アニメに比べてかなり強い! 「虚数学区の鍵」ってんなら、それくらいできてくれなくては。 でも「私は化け物だから・・・」的なウジウジ加減にはチョットうんざりかも(インデックス風)。
ところで、禁書目録に出てくるキャラ、しゃべり方や思考回路が結構しっかりしたテーマに基づいて書かれているので、読みやすいというか、著者の方すごいなぁと尊敬。
白井黒子、「テレポートのとき11次元上での自分の座標を云々」との記述が。 「11次元」って超ひも理論やら超重力理論でのキーワード。 昔は4次元以外の残りの7次元は「コンパクト化」されて小さくなっている(10-35 m くらいだっけ?)とされてましたが(これって対称性の自発的破れの結果だっけ?)、最近は必ずしもそうなってなくても良いのでは?という説も出てきていて(ブレーン宇宙)、テレポートの理論構築にも使いやすくなってます。 「禁書目録」の世界ではどういう理論かは知りませんが。
- 作者: 鎌池和馬,灰村キヨタカ
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2005/07
- メディア: 文庫
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目次(括弧内は拙者による直訳)
- 序章 『舞台裏の表側』
- 第一章 『始業式』 Baby_Queen. (かわいいお姫さま)
- 第二章 『放課後』 Break_Time. (休憩時間)
- 第三章 『閉鎖化』 Battle_Cry. (鬨(とき)の声)
- 第四章 『終止符』 Beast_Body,Human_Heart. (化物の体、人間の心)
- 終章 『表舞台の裏側』
裏表紙は『風斬氷華のコア (?)』。