Joshua Bloch 著『Effective Java 第2版 (The Java Series)』読了。
Java SE 5 から導入された Generics, Enum, Annotation, concurrency をはじめ、for-each ループ, Auto Boxing/Unboxing などを使用する際の注意点などにも言及されてます。 ただし、内容は全般的に Java にかなり詳しくないと、書かれていることがなかなか理解しがたいですね。
Generics に関しては、導入当初試行錯誤して見いだした使い方もあれば、全く気にも留めなかった注意点もあり、なかなか興味深く読めました。 ワイルドカードを使用する際の「PECS (producer-extends, consumer-super)」もしくは「Get & Put 原則」は実践で使えるようにもっと理解せねば!
Enum は第1版に書かれていた「タイプセーフ enum」パターンを enum で書き換えたようなものです。 「タイプセーフ enum」の有用性が Java の言語使用に反映された結果でしょう。
第1版にも書かれていた内容ですが、インターフェース Clonable, Serializable を扱うならこの書籍は必須本。 というか、この本を読むとなるべく使わないようにしようと思うでしょう(笑) 最後に出てきた「シリアライズ・プロキシ・パターン (serialization proxy pattern)」は、読み流した程度ですが、かなり有難味がありそうなパターンのようで。 似たような方法を Clonable にも出来よう出来ないんでしょうか?
Effective Java 第2版 (The Java Series)
- 作者: Joshua Bloch,柴田芳樹
- 出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション
- 発売日: 2008/11/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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