倭マン's BLOG

くだらない日々の日記書いてます。 たまにプログラミング関連の記事書いてます。 書いてます。

続・環ウソ?

武田邦彦氏による、いわゆる『環ウソ』、シリーズは3作目で終わりとのことでしたが、次は武田氏を招いた討論会を書籍におこした『武田邦彦はウソをついているのか? (PHP Paperbacks)』が発売に・・・ いつまで続くのか?と思いつつ衝動買い(笑)

討論で意見が食い違うのは当然のこと、というより全員意見が同じなら討論にならない(決起集会?)。 でも、「受け入れられる違い」と「受け入れられない違い」があるように思われる。

受け入れられる違い」というのは「こうすべきだという考え方の違い」。 温暖化対策にコストがかかって完全には実行できないなら、それをどの程度にとどめるのか?といったもの。 他には、現在では処理のしようがない放射性廃棄物を出す原子力発電を増設してでも、温暖化ガスを排出する火力発電所を減らすべきかといったものなど。 「どちらが正解」なんてことは言えないので、人それぞれ考え方が違っても仕方ない。

一方、「受け入れられない違い」というのは実験データや調査で得られたデータの違い。 実験方法や調査方法が違えば得られるデータが違うのは仕方がない。 しかし、その違いを放っておいたまま議論を進めても、人それぞれで現状認識が異なってるってことなんだから、得られた結論(議論が平行のまま結論が得られないといったほうが良いのか?)に何の意味もない。 データが違うなら、なぜデータが異なるのか、どうやれば必要なデータが得られるのかを両者で詰めて、共同で実験なり調査なりをすべき。 これをしないなら、この討論会なんて単なる茶番にしか思えない。

武田邦彦はウソをついているのか? (PHP Paperbacks)

武田邦彦はウソをついているのか? (PHP Paperbacks)