竹内薫著『シュレディンガーの哲学する猫 (中公文庫)』読了。
一般向けに書かれた哲学の書籍にはあまり載ってなさげな、数学・物理学もやってた哲学者や日本人の哲学者なども載ってたので新鮮でした。
著者の竹内氏、オカルト等々に結構理解がある人ですね。 小説やマンガなどで SF っぽいものは拙者も好きですが、現実に霊や宇宙人が云々と言っている人達にはチョットそこまでの理解は・・・ TV 番組などではバラエティと思って割り切れないではありませんが。 何というか、霊感商法などとの線引きがあいまいだってのが根本的な原因かと。
拙者の知識というか、価値観が理系に偏っているのは確か。 この本を読んでチョット耳が痛いところも。 「真の知」に到達なんてできなさそうですね*1。 「真の知なんぞこしらえて何をおっぱじめる気なんじゃーッ!!」(颯又左頼平風)
ところで、主人公が男なのか女なのか、半分くらい読み進めるまでよく分かんなかったんですけど。
- 作者: 竹内薫,竹内さなみ
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2008/11
- メディア: 文庫
- 購入: 7人 クリック: 97回
- この商品を含むブログ (31件) を見る
P.S. 『Q.E.D.証明終了(27) (月刊マガジンコミックス)』鏡像に出てきた「鏡は左右ではなく、前後を反転させる」というのは大森荘蔵氏によるもののようですね。
*1:まぁ、別に目指してるわけでもありませんが。