武田邦彦氏の「環ウソ」第3弾が発売。 一応、この巻で完結とのこと。
環境問題はなぜウソがまかり通るのか3 (Yosensha Paperbacks)
- 作者: 武田邦彦
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2008/10/02
- メディア: ペーパーバック
- 購入: 5人 クリック: 24回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
第1弾、第2弾では「日本の政府やマスメディアが IPCC の報告をねじ曲げて伝えている」ということが書かれてましたが、第3弾では「IPCC の報告自体が間違っている」ということに言及していました*1。
温暖化シミュレーションに水蒸気の温室効果*2を考慮していない*3とか、気温を都市部で観測しているため、地球温暖化とヒートアイランド現象がゴチャ混ぜになっているとか、北極の気温は今より1940年頃の方が暖かかったとか、温暖化の話をする時に前提として知っておいた方がよいことが幾つか書かれてます。
また、地球温暖化の原因について、丸山茂徳氏の宇宙線説もチラッと紹介されてます。 この説をもう少し詳しく知るには『科学者の9割は地球温暖化CO2犯人説はウソだと知っている (宝島社新書)』の第1章を読むと良いかと。
話の本筋とはズレるところでチョット気になったこと。 20ページ5行目、「極点より南側には陸地があまりない。・・・」というところ。 「南極点より南」ってどこ? 地軸と地磁気の南極を区別してる? その前ページの写真で下側のところって意味だと思うけど。