前回に書いたことで大体開発の管理は行えるんですが、拙者が行っている若干のカスタマイズを書いておきます。
♪ソースファイルのバージョンとエンコーディング♪
最近の Java 開発ではジェネリクスなどがサポートされた Java SE 5 かそれ以降のバージョンを使うのが普通でしょう。 しかし、Maven2 のデフォルト(というより、今出回っているコンパイラのデフォルト)では、そうなっておらず、オプションとして -source 1.5 などを設定しなければなりません。
pom.xml を以下のように変更する:
<project> ... <build> <plugins> <plugin> <groupId>org.apache.maven.plugins</groupId> <artifactId>maven-compiler-plugin</artifactId> <configuration> <source>1.5</source> <target>1.5</target> <encoding>UTF-8</encoding></b> <!-- エンコーディングを設定する場合 --> <b></configuration> </plugin> ...
上の例では、ついでにエンコーディングも UTF-8 に設定してあります。 これをした場合、Eclipse 上でも出力エンコーディングを UTF-8 に設定しておかなければなりません。 設定方法は全プロジェクトに対してか、個々のプロジェクトに対して適応できます:
- 全プロジェクトに設定
- [メニュー]Window → Preferences → [Preferences ダイアログ]General → Workspace にある "Text file encoding"
- 個々個々のプロジェクトに設定
- もしくは [プロジェクトのポップアップメニュー]Properties → Info の "Text file encoding"
♪テストのスキップ♪
「プロジェクト管理」という観点からは、「テストをスキップする」ってのはよろしいことではない。 けれど、以前、サブプロジェクト自体のテストはうまくいくのに、メイン・プロジェクトのビルドがそのサブプロジェクトのテスト・フェーズで失敗してしまう、っちゅー自体に陥ってしまった。 それからというもの、拙者はビルド・プロセスからテストをよく省くようになった*1。 一応、テストのスキップの仕方を書いておきますが、あまり良いことではないので、良い子の皆さんは真似しないように。
pom.xml を以下のように変更する:
<project> ... <build> <plugins> <plugin> <groupId>org.apache.maven.plugins</groupId> <artifactId>maven-surefire-plugin</artifactId> <configuration> <skip>true</skip> </configuration> </plugin> ...
情報源はApache Maven Projectサイトと書籍『Apache Maven 2.0入門 Java・オープンソース・ビルドツール』です。
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